まず、肉離れの治療について
肉離れが起こりやすい部位としては、大腿部(太もも)や下腿部(ふくらはぎ)が代表的です。特にスポーツや日常生活での急な動きによって発症することが多く、早期の対応が回復の鍵を握ります。
当院では、受傷直後からの鍼治療を強く推奨しています。鍼には、損傷部位の血流を促進し、組織の修復を早める効果があります。その結果、自然回復よりも治癒までの期間が約半分に短縮されることが期待できます。
できるだけ早い段階で治療を始めることで、再発の予防にもつながります。肉離れでお困りの方は、ぜひお早めにご相談ください。
【肉離れとは?】
肉離れは、筋肉が部分的または完全に断裂する状態です。
一般的には「急激な筋収縮」または「強い伸張」によって発生します。
【発生のメカニズム】
1. 筋肉の構造と機能
•筋肉は「筋線維」と呼ばれる細長い細胞の集まりで構成されています。
•動作時、筋肉は「収縮」して骨を動かしますが、その際には「拮抗筋(反対側の筋肉)」と協調して動いています。
2. 収縮しながら引き伸ばされると危険
•遠心性収縮(エキセントリック収縮):
筋肉が収縮しつつも、外力により引き伸ばされる動き(例:ダッシュ中の急停止、ジャンプ着地など)。
•この状態では筋肉に非常に大きな負荷がかかり、筋繊維や筋膜が裂けてしまうことがあります。
3. 筋膜・筋繊維の損傷
•肉離れでは、筋膜(筋肉を包む膜)と筋線維の一部または全部が断裂します。
•特に、筋腱移行部(筋肉と腱のつなぎ目)が損傷しやすいポイントです。
【重症度の分類】
- I度(軽度):筋繊維が微細に損傷、痛みはあるが運動可能
- II度(中等度):筋繊維が部分断裂、内出血や腫れあり
- III度(重度):筋肉が完全に断裂し、激しい痛みと機能障害
【なぜ起こる?】
•ウォーミングアップ不足
•柔軟性の低下
•筋力バランスの不均衡(特に大腿四頭筋とハムストリングスなど)
•疲労の蓄積
•冷えや水分不足
※特に30代を過ぎると肉離れ起こしやすくなります。肉離れが起きると回復まで2か月かかるなんてこともあります。運動前のストレッチとウォーミングアップでリスクは半減しますので、めんどくさがらずにやりましょう。
肉離れの治療について
肉離れが起こりやすい部位としては、大腿部(太もも)や下腿部(ふくらはぎ)が代表的です。特にスポーツや日常生活での急な動きによって発症することが多く、早期の対応が回復の鍵を握ります。
当院では、受傷直後からの鍼治療を強く推奨しています。鍼には、損傷部位の血流を促進し、組織の修復を早める効果があります。その結果、自然回復よりも治癒までの期間が約半分に短縮されることが期待できます。
できるだけ早い段階で治療を始めることで、再発の予防にもつながります。肉離れでお困りの方は、ぜひお早めにご相談ください。
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