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2018/03/27

久しぶりの勉強会|初めてのエコー勉強会

先日の日曜日は、お昼から夕方までお休みをいただき、超音波エコーの勉強会に参加してまいりました。

お時間いただき、皆様には感謝いたします。

超音波エコー導入に向けての第一歩でした。大変有意義な時間となりました。

自分自身が『こうだろうな、あぁだろうな』と思っていたことが全て一致したところが一番の収穫でした。

また、『やはりエコーは導入すべき』と改めて感じましたね。

導入しても、改善率はほとんど変化ないと思います。

●悪い部分を施術者と患者様が目で見て共有できる

●鍼不適応症を早く判断できる

●危険な部位も安全かつ果敢に攻めることができる

●神経・血管・半月板・炎症・膝の水が溜まっている状態など、エコーで確認できることは多く、患者様の患部の状態がどうなっているのかを予測ではなく、ある程度明確に説明することができる

エコーを導入する目的は、改善率を上げることではありません。

鍼灸治療は経験医学であり、科学的に説明できることは少なくエビデンスが低いのが現実です。

医業ではなく、医学にするためにはやはりエビデンスが重要なのです。

エビデンスベーストメディシン:個人的な経験や慣習などに依存した治療法を排除し、科学的に検証された医療を実践すること。

これからの鍼灸業界にはこれが必要だと感じています。


改善率を上げるのは難しいです。

改善する症例→6割

改善しない症例

治療計画通りにいかない(1回~3回で来院しなくなる)→3割

鍼灸不適応症(あくまでも予想)→1割

改善率を上げるには、エビデンスレベルを向上させ、3割の部分の患者様に信頼していただき、計画通りに施術を受けていただけるように私自身が努力していく必要があります。

ここの3割をどうにかしたい思いと、不適応症の1割の患者様に対し、より早い対応をしたい思いがあり、超音波エコー導入を目指しております。


順調にいけば、エコー機器は今年に導入できます。(要は資金繰りなのです笑)

また、資金が潤沢ですぐに導入できたとしてもエコーを見れなければ仕方ありません。

そこのバランスが現段階ではとれておりません。

今は、書籍などで運動器疾患のエコーの見方や正常エコー解剖学を勉強するのみです。

ですが、あくまで当院のトリガーポイント療法の改善率は高いです。

5回治療しても全く改善がみられない場合には不適応症の可能性が高いです。

1回~3回の間で治療が終わっている患者様が3割いるのは大変残念であり、もったいないことです。

皆様には是非、5回は治療を受けていただき判断いただければと思っております。

日々、向上心をもって施術しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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