毎年12月に入るとギックリ腰の患者様が普段の10倍に増えます。
これは冷え始めが原因と言わざるを得ません。
今年は少し早まっていまして、既にギックリ腰や急な首の痛みなど急性症状の患者様が増えてきています。
ギックリ腰や急な身体の痛みは当院が得意としているものですので、安心してご相談いただければと思っています。
さて、当院もエコー導入が決まっておりますが、手続き等にまだ時間がかかるようです。
首を長くして待っている他ありません。
わくわくしております笑
私が今、新しく勉強しているのは「エコーガイド下ファシアリリース」という術式です。
ファシアというのは主に結合組織の総称です。
例:筋膜(ファシア)と筋膜(ファシア)の癒着により疼痛を発生させる。→エコーで身体の内部を観察(癒着部位は高エコー像となり、より白く重積して見える)→エコーで癒着部位を確認しながら鍼を刺入する。癒着部位に鍼を当て癒着を剥離している様子もエコーで確認する。
こういった流れになります。
ファシアの癒着部位というのは、トリガーポイントとなります。症状があれば責任トリガーポイントと言えます。
エコーで白く見えても(軽い癒着)症状がないことも多いです。この場合はただのトリガーポイントまたは潜在性のトリガーポイントと言えます。
エコーガイド下ファシアリリースも、トリガーポイント療法も90%同じものです。
●エコーにより、より確実になる
●神経や血管周囲のトリガーポイントを処理できる
●危険な部位を安全に治療できる
●鍼灸不適応症の判断ができる
エコーを入れることで明らかに変わるのはこんなところですかね。
1回の施術に使う鍼の本数も減ると考えていますので、患者様の身体の負担も減ると思っております。
しばらくお待ちください。
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