非器質的疼痛(non-organic pain)とは、明確な身体的(器質的)異常が見つからないにもかかわらず、患者が訴える痛みのことを指します。これは、心理的・社会的要因が関与していることが多く、特に心因性疼痛(psychogenic pain)や機能性疼痛(functional pain)とも関連があります。
非器質的疼痛は、単なる「気のせい」ではなく、神経や心理的要因が絡む複雑な痛みです。特に、ストレスや心理的な負担が大きく関わっているため、心身両面からのアプローチが大切です。
当院の治療は自律神経やストレスを治療するのに長けております。「痛みの背景にはストレスや自律神経の乱れが関与している可能性があります」
検査をしても異常のない痛みは当院の鍼灸治療によるケアの有効性を強く訴えます🙇♂️
特徴
• 医学的検査で異常が見つからない
→ レントゲンやMRI、血液検査などで明確な異常が見られない。
• 痛みの訴えが客観的な所見と一致しない
→ 例えば、神経学的に説明できない範囲の痛みや、日によって痛みの部位が変わる。
• 心理的・社会的要因が関与
→ ストレス、不安、うつ、過去のトラウマ、家庭や職場の問題などが影響することがある。
原因
非器質的疼痛の原因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因が考えられます。
1. 心理的要因
• ストレスや不安、抑うつ状態
• PTSD(心的外傷後ストレス障害)などのトラウマ
• 不安症やうつ病の一症状としての痛み
2. 神経機能の異常
• 痛みの神経回路が過敏になり、わずかな刺激でも強い痛みとして認識する(中枢性感作)
• 神経障害性疼痛に移行することもある
3. 社会的要因
• 職場や家庭の人間関係のストレス
• 医療機関への過度な依存(いわゆる「ドクターショッピング」)
• セカンダリーゲイン(痛みを訴えることで周囲の関心を得るなど)
代表的な疾患
• 線維筋痛症(fibromyalgia)
→ 全身の慢性的な痛みを特徴とし、器質的異常は見られない。疲労、不眠、うつ症状を伴うことが多い。
• 過敏性腸症候群(IBS)
→ 消化器官に器質的異常がないのに、腹痛や便通異常を繰り返す。ストレスと関連が深い。
• 慢性疲労症候群(CFS)
→ 強い倦怠感とともに、筋肉痛や関節痛を伴うことがある。
治療法
非器質的疼痛の治療には、単なる鎮痛薬ではなく、包括的なアプローチが重要です。
1. 心理療法
• 認知行動療法(CBT)
• マインドフルネス瞑想
• ストレスマネジメント
2. 薬物療法
• 抗うつ薬(SSRI・SNRI):痛みの閾値を上げる作用がある
• 神経障害性疼痛に有効なプレガバリン(リリカ)など
3. 運動療法・リハビリ
• 軽い運動(ヨガ、ストレッチ、ウォーキングなど)が痛みを和らげる
4. 東洋医学的アプローチ
• 鍼灸:自律神経を整え、疼痛抑制システムを活性化させ、痛みを緩和する。
• 漢方薬:気の流れを整え、慢性的な痛みやストレスの改善を目指す
痛み止めではなくまずは当院の治療を受けてみてください🙇♂️
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