腰痛のほとんどは「多裂筋」と「腸肋筋」で改善する
「長年の腰痛がなかなか良くならない」
「整体に通っても一時的にしか楽にならない」
そんな方にこそ、知っていただきたい筋肉があります。
それが 多裂筋(たれつきん) と 腸肋筋(ちょうろくきん) です。
腰痛の正体は「深部の筋肉」にある
腰痛というと、「休めば治る」「ストレッチすれば良くなる」と思われている方も多いです。
確かに、軽い症状や原因が表層部であれば、治ることもありますが、しっかり治療しないと慢性化するリスクがあります。
本当に痛みの原因になっているのは、深部筋(インナーマッスル)であることが多く、これが慢性化するとなかなか厄介で、慢性腰痛へと移行していきます。
特に重要なのが、多裂筋と腸肋筋。
この2つの筋肉は、腰の安定性と姿勢の維持に欠かせません。
しかし、姿勢の悪さや運動不足、同じ姿勢での長時間作業によって、硬くなりやすい筋肉でもあります。
多裂筋とは?
多裂筋は、背骨の一つひとつを支えるように存在する、小さくて細かい筋肉です。
脊柱を安定させる役割があり、ここにトラブルが起きると、「前かがみの姿勢で痛む」「体を反らすと痛い」「腰が抜けるような痛み」といった症状が出やすくなります。
腸肋筋とは?
腸肋筋は、肋骨から骨盤のあたりまでつながる筋肉で、姿勢を保持したり体を横に倒すときに働きます。
この筋肉がにトリガーポイントが形成されると、「立ちっぱなしがつらい」「朝起きると腰が固まっている」などの症状につながります。
多裂筋も腸肋筋も深層にあるため、直接アプローチできる鍼治療は最も有効だと考えます。
鍼で、この2つの筋肉に直接アプローチ
鍼治療では、表面をなでるような施術では届かない、深部の筋肉に直接アプローチすることが可能です。
特に、多裂筋や腸肋筋は指圧やストレッチではなかなか緩まない筋肉ですが、
鍼を使えばピンポイントで刺激でき、筋肉の緊張をゆるめることができます。
私の臨床経験でも、腰痛の患者さんの8割以上が、この2つの筋肉を緩め、責任トリガーポイントを処理することで症状の改善が見られます。
どこへ行っても改善されない腰痛は、今すぐご相談ください。
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